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求めていたのは、海外の顧客と英語でコミュニケーションが取れるエンジニアだった

日本総合システム株式会社様
 
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1979年に設立され、製造、流通、金融、通信、公共など幅広い分野の顧客のシステム構築を支援している日本総合システム株式会社。同社の強みは、独立系ならではの自由な発想と、創業時より最先端の技術開発にこだわりを持ち続けてきたことによる技術力で、多くの顧客から高い評価を得ている。
また、そうして得てきた数々のシステム構築の経験とノウハウを活かし、各業界特有の課題を解決するパッケージソフトの開発・販売も行っている。同社が開発したパッケージソフトの中には業界初の取り組みも多い。
目的
  • 金融システム開発において、顧客の要望に応じた英語対応が可能なエンジニアを確保する
  • 海外システムベンダーと直接やり取りできるエンジニアをアサインし、プロジェクトの成功を支援する
  • 社内エンジニアの成長を促進し、チーム全体のスキル向上を目指す
課題
  • 英語力を有するエンジニアが限られており、適切な人材のアサインが難しい
  • 過去に外国人エンジニアの採用がうまくいかなかった経験があり、文化やコミュニケーションの違いが懸念があった
  • 株式市場に関するプロジェクトのため、海外出身エンジニアにとっては日本語が難しいことが多く、新しいチャレンジが多い
効果
  • 英語力とITスキルを持つ優秀なエンジニアをアサインできた
  • 高い適応力と勤怠・ビジネスマナーにより、職場でのスムーズなコミュニケーションと評価が向上した
  • 社内エンジニアたちがプロジェクトにおいて成長し、チーム全体の成果向上に貢献している

 

求めていたのは、海外のエンドユーザーと英語でコミュニケーションが取れるエンジニア


日本総合システムの金融ソリューション事業部 金融システム部は、金融機関の中でも証券会社や銀行の支援に特化した事業部だ。多くを占めるのは、Javaや、C#、Pythonをはじめとするオープン言語を使用したシステム開発案件で、顧客の要望に応じた業務知識と技術力を強みにしている。

実はここに、GITサービスを活用したきっかけがあったという。

2019年、同部門の営業を担当しているセールスマネージャー 藤井 秀明氏は、ある金融系企業のシステム開発プロジェクトにかかわっていた。その金融系企業の顧客は、海外のシステムベンダーと直接英語でやり取りできるエンジニアのアサインを要望していたという。

ITエンジニアとしてのスキルはもちろん、ビジネスレベルの英語力を有するとなると、人材確保のハードルは一気に高くなる。同社にはもちろん、英語を話せるメンバーはいたが、他の案件との都合上、メンバーのアサインに頭を悩ませていた。そんな時、別の部門より、ヒューマンリソシアの海外ITエンジニア派遣サービスの話を聞いたという。当時のことを藤井氏はこう振り返る。

 
 

「私たちは、お客様のお困りごとに対して提案することを、とても大切にしています。しかし、解決策を提案したいと思うものの、英語ができるメンバーは限られていました。社内で相談したところ、ヒューマンリソシアのGITサービスの話を聞いたのです。どんなエンジニアを派遣してくれるのだろうと思い、詳しく話を聞いてみることにしました」

ヒューマンリソシアのGITエンジニアは、母国などの大学等でITを専攻していることに加え、多くはビジネスレベルの英語も使いこなす。GITサービスの営業担当より実績などの説明を受けた藤井氏は、「これならいけるのではないか」と手ごたえを感じた、とその時の印象を語ってくれた。

「GITサービスには優秀な人材が多いですが、それだけではなく、人柄や、受け答え、自分の意思をしっかり持っているか、という点もプロジェクトとしてチームで仕事をするために重要な要素だと思っています。結果として、仕事に対する意欲が非常に高いと感じた2名にプロジェクトに入ってもらうことができました。ITスキルの伸びしろもある2名に来てもらうことができて、安心したことを覚えています」(藤井氏)

 

適応力が高く、しっかりとした勤怠・ビジネスマナーに好印象


ヒューマンリソシアでは、プロジェクト配属の前に、日本語はもちろん、ビジネスマナーや商習慣に関する研修を実施している。藤井氏は職場でのGITエンジニアたちについて、次のように話してくれた。

「みな、勤怠や勤務態度が非常に良く、ビジネスマナーも問題ありませんでした。日本語のコミュニケーションについては、読み書きは多少苦手な方もいますが、日常会話は問題ありません。これだけスムーズに職場に馴染めていることを考えると、適応力が高いのだろうと感じています。お客様からの評判も良いですね」

このように、GITエンジニアへの高い評価を話してくれた藤井氏だが、実は、過去の経緯から海外出身のエンジニアへの期待値は、決して高くなかったという。

「実は過去に外国人エンジニアを採用したことがありますが、上手くいかないこともありました。文化の違いなのか、仲間として仕事を共にしていこうというスタンスが見られなかったのです。そのため、GITエンジニアを受け入れると決まったとき、『本当に大丈夫なのか?』と心配する声も一部ではありました。そうした心配をよそに、実際にGITエンジニアたちに接するうちに、一つ一つ懸念が払拭されていったようです」

現在同社で就業しているのは、スリランカとインド出身のエンジニアたち。文化の違いなどで戸惑った部分はなかったのだろうか。

「お祈りの時間がある方に会議室を手配するといった配慮は必要ですが、それ以外は特別戸惑うこともありません。GITエンジニアの方も慣れてきて、必要に応じて、各自で会議室を手配しています。お客様先で就業することもありますが、特に問題なく受け入れていただいています。開発現場のメンバーからしたら、外国人だからという区別はなく、エンジニアとして、プログラミング言語で会話する感じで、上手くコミュニケーションが図れているようです」

同社も例にもれず、昨今のコロナ禍で在宅勤務が主流となっている。こうした状況下でのGITエンジニアの様子についても聞いてみたところ、藤井氏の回答は「変わらない」だった。逆に、思わぬ海外エンジニアの強みが見えたシーンもあったという。

「全員が顔を合わせられないので、オンライン飲み会をしたりもします。毎回、本当に楽しいですね。あるGITエンジニアは、わざわざプレゼン資料を用意して、自身のお国自慢をしてくれました。本当に訪ねてみたくなるほど素晴らしいプレゼンで、海外の方はプレゼンが上手だなと思いましたね」

 

チームで協力しながら、共にその先の成長へ


GITサービスの特長の一つは、派遣開始後のエンジニアと企業へのサポート体制だ。原則、月に1回のペースで、双方に面談を行うことで、問題を早期に解決し、エンジニアがスキルを存分に発揮できる環境づくりに取り組んでいる。また、GITエンジニアはヒューマンリソシアの正社員として雇用しているが、定期的に派遣先企業に状況をヒアリングし、エンジニアにもフィードバックしているという。藤井氏はこのような取り組みに注目していると話す。

「配属前には、エンジニアのスキルセットだけでなく、人柄やプロジェクトの経験、そしてヒューマンリソシアからのコメントなども個別に教えてもらい、彼らの特長を事前に把握することができました。 プロジェクトに入ってからも、ヒューマンリソシアの担当者がGITエンジニアと面談し、その結果をフィードバックしてくれます。面談で出てきた問題点や要望、現場からの声があれば、改善点として吸収するようにしていますし、必要であればヒューマンリソシアに研修などの依頼を働きかけるなど、良い環境づくりに役立てることができます」

藤井氏は、日本総合システムが考えるエンジニアの活躍や育成についてもこう明かしている。

「当社としては、エンジニアに、今できることや、決まった単純労働をしてもらいたいとは決して思っていません。そのため、今取り組んでいることの目的や、なぜこのテストを行うのか、どうしてこのテスト項目が必要なのか、といったことを、各自が考え、理解してもらうことが大切だと考えています。これまで経験された内容やレベルより一歩先のことに取り組んでもらうために、現場では遠慮なく指導と指摘をするようにしています。こうすることで、一緒に成長していきたいと考えています」

GITエンジニアも仲間の一員として共に成長し、共により良いサービスをつくりたい――こうした姿勢が、円滑なプロジェクト運営に繋がり、同社への顧客からの信頼にもつながっているのだろう。

 
 

自身の成長につながる仕事とチームメンバーに「とても満足」


最後に、GITエンジニアとして同社で活躍しているインド出身のヴァルン氏に、来日した経緯などの話を聞いた。

「私は、日本のアニメとロボットにとても興味があり、将来日本で働いてみたいと思っていました。まずはインドにある日系企業で働こうか考えていた時に、ヒューマンリソシアのGITサービスを見つけました。GITでは、世界中から集まった人たちと一緒に仕事ができるし、とても素晴らしい機会だと思って応募しました」

こう話をしてくれたヴァルン氏、今の仕事については、とても満足している、という。

「今のプロジェクトに入って1年くらいですが、仕事にもチームメンバーにとても満足しています。株式市場に関するプロジェクトのため、日本語が難しいことが多く、新しいチャレンジも多いです。でもそれは、私自身の成長に繋がりますし、問題があるときはいつも、チームリーダーやほかのメンバーが助けてくれます。多くの知識と経験を積んで、もっと優れたソフトウェアエンジニアになりたいです」

 
 
 
※2021年3月に取材した内容にもとづき、記事を作成しています。所属、役職等は取材時のものです。
※記事内の製品名、商品名等は、一般に各社の商標または登録商標です。
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