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最先端技術にふれ続けたい──憧れの海外、日本でつなぐ夢
スリランカ出身の画像認識データサイエンティスト マリト氏
近年、インドに続くオフショア先として注目を集めているスリランカ。同国にあるトップレベルの大学で情報技術を学んだマリト氏は今、日本の大手建設会社で、画像認識を専門としたデータサイエンティストとして活躍している。参画しているのは、AIや自動化技術を駆使した最先端分野のプロジェクトだ。
ITエンジニアとしての成功を目指すためにも、新しいテクノロジーに触れ続けたいと願っていたマリト氏。彼はなぜ、異国の地、それも日本で、その願いを実現させたのだろうか。マリト氏の想いを聞いてみた。
プログラミングに出会い、決意したITエンジニアの道
-Pythonに触れた学生時代-
▲海外に住みたいという願いを日本で実現したマリト氏。日本で友人たちと。
スリランカの主要都市コロンボから50㎞ほど離れた、海にほど近い場所で生まれたマリト氏。高校時代は生物学を専攻し、外科医を目指していたという。
そんな彼をITの世界に向かわせたのは、プログラミングとの出会いだった。
はじめてプログラミングに触れた時、「自分にあっている」と強く感じたマリト氏。ちょうどその頃、同国トップレベルの大学に通う友人から、ITについて話を聞いたという。その友人から同大学で学ぶことを勧められたマリト氏は、迷うことなく、ITの世界を選択すると同時にITエンジニアになる決意も固めたという。
大学ではAIを含めたIT技術理論はもちろんのこと、JavaやC+、PHP、AngularなどのWebテクノロジーに使われる言語を中心に学び、3年次にはインターンシップとして、Angularを使ったWebアプリケーションの開発も経験した。
「スリランカでは、Web系のプロジェクトが多いです。そのため、大学での学習はWebテクノロジーが中心でしたが、Pythonも勉強しました。Pythonは、AIに使用できる将来性のある言語です。例えばJavaでコーディングするより、Pythonでコーディングした方が、文法は簡単で、記述も短く済みます。ライブラリも豊富にありますし、操れると便利な言語です。卒業論文では、友人と一緒に、Pythonを使い、古書をデジタル化するプログラムの研究、作成をしました。古い本を画像で読み込み、テキストを認識させ、デジタル化するのです。こうした機能を持つ英語のソフトウェアはありましたが、自国のものはなかったので、テーマとして取り上げました。」
四季折々の風景に目を奪われ、憧れた日本へ
幼いころからずっと、外国に住むことが夢だったマリト氏。
日本に興味を持ったきっかけは、大学時代に、第二外国語として日本語を専攻したことだった。授業を受け持った日本語の講師は、日本に留学経験があるスリランカ人だった。講師が語る日本の美しさや文化に惹かれたマリト氏は、自身でも日本のことを調べ、四季によって変わる自然の美しさや文化に強く憧れを抱いたという。
「スリランカには雨季や乾季はありますが、基本1年中暑くて、日本のような四季はありません。四季によって変わる日本の美しい風景をみて、日本に住んでみたい、と強く願うようになりました」
もともと、海外に住む夢を持ち、新しいテクノロジーを使い、ITエンジニアとしてキャリアを積みたいと考えていたマリト氏。ITエンジニアとして海外で働くのであれば、技術的に進んでいる日本も選択肢として考えていたという。
チャンスが訪れたのは大学卒業後。自身が卒業した大学で、ヒューマンリソシアがGITエンジニアの採用説明会を開催することを知ったマリト氏は、日本に行くためのチャンスをつかもうと、万端の準備をし、採用試験と面接に挑んだ。その熱意が伝わり、GITエンジニアとして採用され、来日することになったのだった。
しかし、憧れていたとはいえ、母国を離れ、日本に渡ることに不安はなかったのだろうか。
▲スリランカにて両親とマリト氏(中央)
「一人っ子なので、両親はとても心配しましたが、どうしても夢を叶えたかったのです。日本語は、漢字や単語は難しいですが、文法は母国語と似ているので、理解しやすいです。また、大学で日本語を専攻していましたので、言葉については大きな問題だとは思っていませんでした。来日前は6か月間ほど毎週末、ヒューマンリソシアが現地で開催してくれた日本語の授業に通い、勉強しました。」
画像認識のデータサイエンティストとして、新しい技術に触れる日々
こうして、2019年に来日したマリト氏は今、AI・自動化のプロジェクトで、画像認識のデータサイエンティストとして活躍している。
マリト氏が主に担当しているのは、カメラがとらえた、業務で使用する資材や物品の画像から、サイズや形を計測し、データ化する部分だ。効率よく、かつ、安全に業務を進めるために必要なデータとなるため、計測の精度を上げるかが重要になるという。Pythonを活用したバックエンド技術の中でも、画像処理の分野を得意とするマリト氏にとって、まさに自身の実力を活かせるプロジェクトだ。そのために必要な技術や手法の研究に、日々取り組んでいるという。
このプロジェクトで主に使用するのはPythonだが、ほかにも多種多様な言語やツールを使用するため、初めて使うものも多い。
「新しい技術については、ドキュメントやオンラインで学ぶこともあります。今はとにかく、AIや自動化技術への興味が強く、もっともっと勉強して知識を増やしたいです。毎日楽しく、そして、やりがいを感じながら働いています」
充実した日々を送っているマリト氏だが、来日当初は、日本とスリランカでの仕事の違いから苦労したこともあったという。
「日本はスリランカに比べて、時間管理やレポートなどのルールが厳しい部分が多々あります。また、設計やコーディングについても、始める前から細かく決めることに驚きました。現在の職場は10人ほどのチームで、日本人だけではなく、中国出身のエンジニアもいます。コミュニケーションはみな、シンプルな日本語を使ってくれますし、ニュアンスが難しい時には英語で話すこともあるので、助かっています。やりたかった仕事なので、大変なことがあっても頑張っています」
日本での楽しい生活を原動力に、エンジニアとして知識をアップデートし続けたい
▲雪の降る冬が大好き。楽しかったはじめてのスキー
日本での生活も、存分に楽しんでいるようだ。
スリランカから共に日本に来た友人たちと、スキーをしたり、日光や鎌倉など、様々な観光地巡りもしたという。
「日本の四季では、特に雪の降る冬が大好きです。東京は雪が少ないのが少し残念ですね。初めて経験したスキーはとても楽しかったです」
と、はにかむような笑顔を浮かべて話してくれた。
現在はコロナの影響で外出がままならないが、友人とオンラインゲームをしたり、自宅で映画を見たりと、楽しんでいるという。
一方、スキルアップにも余念がない。
「来日後も日本語の勉強を続けています。個人的にプログラミングの勉強もしていますね。例えば、最新のフレームワークを使用すると処理が速くなるので、古いフレームワークを最新のフレームワークに変更できるようなAPIを作ったりしました。ITは日々、新しい技術が誕生します。常に勉強し、知識をアップデートしていくことは、エンジニアとして最も大切なことだと考えています。これからも、今の職場で、エンジニアとしてのキャリアを積んでいきたいです。日本にはずっといたいですね」
真面目に、そして楽しみながらテクノロジーに立ち向かうマリト氏、今後の成長がとても楽しみだ。
※2021年3月の取材にもとづき、記事を作成しています。
※本文中の会社名、サービス名等は、それぞれ所属する法人の登録商標および商標です。
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