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GITエンジニア インタビュー
努力を重ね、いまでは日本の職場で欠かせない存在に
──母国でも「報・連・相」を広めたい
インドネシア出身のITエンジニア リナ氏
インドネシア出身のリナ氏、彼女はいま、大手システム・インテグレーターで多くの日本人の技術者と働く、忙しい毎日を送っている。日本語だけでなく得意の英語も使って、海外技術者とのコミュニケーションを助けるなど、職場で欠かせない存在だ。 まさに「努力家」という言葉がぴったり。専門学校で学んだITスキルをいかして就職し、働きながら通った大学でコンピューター・サイエンスを学んだ。スキルアップを図りながら、データベース技術者としての経験を着実に積んできた。 「なによりも基本が大切」と話すリナ氏は、目の前にあることに取り組み、一歩一歩進むことでレベルアップしてきたという。そんな彼女に、ITエンジニアとしてのこれまで、来日のきっかけ、そしてこれからを聞いた。
働きながら大学で学び、ITスキルを高めたインドネシア時代
▲インドネシア出身のリナ氏
ITエンジニアはインドネシアでも若者に人気のある職業だという。
「高校を出て、ITの専門学校に入学しました。OS、データベース、プログラミングやWebアプリケーション開発手法を勉強をして、ITエンジニアとしての基礎をマスターするためです。卒業後は、ITソリューション企業へ就職し、システム開発者として働き始めました。仕事の内容は、データベースの構築・操作が中心でデータアナリストとしてデータ分析をすることも多かったです」
開発現場で充実した日々を送っていたが、リナ氏はそれで満足しなかった。スキルをさらに高めようと、働きながら大学へ通い始めたのだ。通ったのは、インドネシアでトップクラスの国立大学。厳しさはひとしおだろう。
「専攻はコンピューター・サイエンスで、データアナライズのほか、数学を幅広く勉強しました。数学の授業はたくさんありましたね。平日の昼間は普通に仕事をして、夜に大学で講義を受ける生活です。今考えると大変でしたね(笑)」
「学士号を取得して卒業した後も、同じ会社で働き続けました。Webプログラマーの仕事をしたこともあるけれど、実はプログラミングが大好きというわけではなくて(笑) 。もちろん苦手ではないのですが、プログラミングよりもアナリシスに興味があって、データベースの仕事の方が楽しくて興味がありました」
今までで一番好きなドラマ『ロンバケ』から始まった、日本への道
インドネシアと日本は江戸時代から交流が盛んで、歴史的な関係も強い。そのため、ニュースなどで日本の話題がよく取り上げられ日本を身近に感じている人も多く、日本で働きたいと考えている人も多いという。
「日本には、小さなころから興味がありました。日本のドラマが好きで、中学生くらいのとき『ロングバケーション』に“はまりました”。人生で一番好きなドラマかもしれません(笑)」
ドラマで日本のことが好きになったリナ氏。高校時代に日本語の授業があり、これが今に繋がったという。
「初めての日本語体験は、高校の日本語クラスです。これで日本語が楽しくなり、もっと上達したいと思って個人的に勉強を始めました」
▲インドネシアにて。日本のドラマに“はまった”
日本のイメージについて、リナ氏は「ITの国で、特にAIの印象が強くあります。東京が世界のトップだと考えています」と語る。ただ、日本で働くこと「日本で仕事をすることなど、自分には難しいと思っていました」と語る。
「文化や宗教の違う国で生活することは不安でしたし、日本語の能力も足りないだろうと、自信がなかったのです。観光では、日本に3回来て、東京や名古屋、大阪、京都を回りました」
その日本への旅行が、リナ氏の運命を変えた。
「一緒に日本旅行した友人が、『あれだけITの仕事ができて、日本語がこんなに使えるのだから、日本で働いていけるはず』と言ってくれました。友人は大学で日本語を専攻した人なので、このアドバイスは信頼できると思いました。私自身は観光だけで満足していましたが、間違っていました」
ここから、日本へ行くことを目指し、それに向けた努力を始めた。
「日本語学校で本格的に勉強を始めました。来日前に、JLPT(日本語能力試験)のN3レベルに合格できました」
そうしたころ見つけたのが、ジャカルタ開催されたヒューマンリソシアのGIT(Global IT Talent)採用セミナーだった。このチャンスをつかもうと参加したリナ氏は、日本語能力試験や、これまでの経験をアピールして、GITに採用されたという。こうして、インドネシアで約10年の経験を持つITエンジニアが日本へ来ることになった。
日本語と英語を使いこなし、奮闘する日々。インドネシアにも「報・連・相」を広めたい
日本の大手システム・インテグレーターで、GITエンジニアとして活躍しているリナ氏。
「今の職場では、CRMといった分野で、データ・マイグレーション処理などの設計をしています。仕事は大変ではありますが、いまでの経験やスキルが役に立っていると感じます。職場では、ほかの技術者とのやり取りは日本語ですが、スムーズにコミュニケーションできています」
ただし、別のコミュニケーションで奮闘している。
「開発チームが世界中にあり、時差のせいで朝早くからオンライン会議をしたりして、チーム同士のコミュニケーションが大変です。英語の苦手な人のために、私が通訳することもあります。それと、毎週2回ある海外チームへの定例オンライン説明会にも参加して、英語での説明役を務めています」
会議の準備や資料作りは手間がかかるものの、良い経験で勉強になるという。通訳をこなせるほどの英語力は、小学生のころよく見ていた、アメリカのテレビ番組で自然に覚えたそうだ。
そんな職場で大活躍中のリナ氏に、日本で学んだことを聞いてみた。
「日本に来てから学んだことは、『報・連・相』です。問題が起きたら、どんな小さなことでも必ず報告、連絡、相談しなければなりません。最初はとても厳しいと感じましたが、身について習慣になってしまえば、仕事の効率が上がることがわかったのです。インドネシアにも、『報・連・相』が広まると良いと思います」
そう話してくれたリナ氏は、何事も勉強だと前向きに受け止め、取り組んでいるという。
「おもてなし」の国で、今やるべきことは、何事も精一杯がんばること
▲東京のあちこちを歩いて散策するのが楽しみ
厳しいと予想していた日本の生活や職場だが、思い切って来日したら意外にも快適だという。
「インドネシアでは残業が多くて、毎日深夜まで働いていました。あまり時間の概念がなかったんだと思います。日本では勤務時間への意識が強く、インドネシアのように毎日深夜まで働くことはありませんし、日本の方が、ワーク・ライフ・バランスがよくとれています」
自由な時間を確保できるので、余暇も楽しめている。
「東京の良いところは、何でもあるところです。ショッピングモールや、街のなかの大きな公園へ行ったりします。日本にきてから良く歩くようになりました。ハイキングもできますよね。今はコロナで出かけられませんが、以前は月に1回は観光やぶらぶら散歩したり、週末に友達と料理をするのも楽しんでいました」
日常の食事などで困ることはないだろうか。
「ハラルの食材を売っているところもありますし、魚が好きなので大丈夫です。日本の生活は2年目ですが、旅行でもスーパーでも、『おもてなし』が素晴らしいです、みな丁寧で、親切で、とても感激しています」
そんな、仕事も生活も充実しているリナ氏に、ITエンジニアとして大切にしていること、そしてこれからについて聞くと、努力家である彼女らしい答えが返ってきた。
「なりよりも基本が大切です。いろいろな仕事や凄いことをやりたいと思っても、経験がないと駄目です。まずは自分のやるべき仕事を、きちんとできなければいけません。簡単なことから、1つ1つレベルアップしていくべきです」
「楽しいときほど時間が短く感じられると言われますが、まさに今の私にぴったりな言葉です。これから何をしようか、今は考えていません。いまはとりあえず、何事も精一杯がんばりたいです」
リナ氏はこれからも、努力を重ね、外国の地で、ITエンジニアとして着実に前進するだろう。
※2021年1月の取材にもとづき、記事を作成しています。
※本文中の会社名、サービス名等は、それぞれ所属する法人の登録商標および商標です。
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